経理マンokazunoriのブログ

化学メーカーの経理マンです。日々の節約や経理スキルのレベルアップにつながる記事を綴ります。

引当金の差額計上について【洗い替え?差額補充?】

こんばんわ!おかずのりです!


今回は引当金の差額を処理する方法のメリット・デメリットについて解説します。

「どっちも結果は同じじゃないの?」

「実務やってないからイメージがわかんわ」

という人たちの気づきになればと思います。


【結論】

洗い替え法がいい。


【目次】

引当金とは?

引当金は何のために計上するの?

③洗い替え法について

④差額補充法について

⑤どちらがいいの?


引当金とは?

将来確実に発生する費用について、費用計上し、発生時点で費用計上させない貯金のようなものです。

根拠の算定が大事です。


引当金は何のために計上するの?

保守主義の原則により、将来確実に発生する費用を分かった時点で計上し、将来費用を計上しないためです。


③洗い替え法について

洗い替え法とは引当金の見積もりが変更になった時に、全額引当金を取り崩して新たに計上し直すやり方です。


④差額補充法について

引当金の見積もりが変更になった時に、見積もり差額だけを計上し直すやり方です。

影響額がわかりやすいです。


⑤どちらがいいの?

洗い替え法がいいです。

なぜかと言うと、分かりやすいからです。実務を行う上で、属人化は避けるべきであり、洗い替え法のまるっと洗い替えする方がわかりやすいです。


さて、引当金の話は以上となります。

引当金は管理しないのが1番ですが、管理しなくては行けない場合、仕訳は簡単ですが、引当金の管理資料が大事です。

誰が見てもわかるようにしましょう!